チリペヂィア

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週間メタセコプラグインを作る(mqsdx300.0.0)

嘘、言ってみたかっただけです。週間とかムリ。

C++で.Net(C++/CLI)なメタセコプラグイン開発用の支援ライブラリを作ってみました。その名はmqsdx(*1)。リンクはコチラ。

ほとんどStasionPluginまたはCommandPlugin開発専用になっちゃってますが、他にもオブジェクトとマテリアル検索が充実しています。「VC2010(Express含む)でダイアログベースのメタセコプラグインがもうちょっとサクサク作れると良いなー」とやってみた次第です。

#include "mqsdx/MQCLI.hpp"

public ref class CustomPlugin : MQCLI::CommandPlugin {
public:
	CustomPlugin() : CommandPlugin( "tiritomato", "Sample Copyright(C) 2013, tiritomato.", "SampleButton" ) {}
	virtual BOOL Activate(MQDocument doc, BOOL flag) override {
		if ( flag == TRUE ) ::MessageBox( MQ_GetWindowHandle(), "Activate!", NULL, 0 );
		return flag;
	}
};

static bool initialResult = MQCLI::Initialize( gcnew CustomPlugin() ); // Initialize!

↑これコンパイルするだけで、いわゆるMQSDK相当のプラグインの基礎は出来ちゃうのぜ。しかもCLI、つまり.Netライブラリも使えるという寸法で。

しかしそもそも.Netとか言えば聞こえは良かったんですが、実のところ

  • CLIクラスはC++クラスを直接継承する事が出来ない
  • CLIマネージドなインスタンスはDllMainから初期化できない

とまぁ実に通好みな苦々しい問題が山積みという事が判明し、MQSDK相当のままCLI移行するべくコードをこねくりまわしているうちにライブラリになっちゃったぁーというのが実情です。

なお開発を始めたタイミングで3.0系しか使えなかったためにmqsdk300を想定しています。

もちろん現行SDKでもコンパイルできます。しかし、だいたい動いちゃいますが、もとから頼りない事前テストが、より確実に信用ならないゾーンになります(で、少なくとも現在311用に追加されている部分はちゃんと動くまで対応したいので、もう少しだけアップデートを続ける予定です)。

しかしプライベート名前空間、使 っ ち ゃ っ て る じ ゃ ね ぇ の www

どこ見てるんですかアナタ!実質VC2010専用なので…許して、許してください。

もしメタセコプラグイン開発をしていらっしゃる方で、なにかコメントがあればぜひぜひ。

そう言えば「本家サイトのBBSに何か書いたほうが良いのだろうか」と悩んで結局コッソリ公開することにしました。

なにしろ「今更C/C++からC++/CLIに乗り換えるプラグイン開発者がどの程度居るかしら?きっとみんな常套TIPS持っているに違いない」「何かにつけて.Netアプリの処理が重いのはバッチリ体感できるレベル(とくに起動)」…まあなにかこだわりがあるわけでもなく「メタセコのアフターマーケットはだいたいブログとかそれくらいでやるもん」みたいな空気を感じたのでそれにならってるだけです。

しめしめしばらくダイアログアプリ作るネタで記事数増やせます。

*1:文字数を減らしたくてMQxにしようと思ってたのに、検索かけたらダダカブりだったので泣く泣く5文字にしました