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チリペヂィア

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何回読んでもスゴいTASCHENのバウハウス本

大学で教科書として買った本なんですが、何冊かのお気に入りがあります。無難なところで

  • JAGDA教科書 VISUALDESIGN1 BasicDesign 平面・色彩・立体構成
  • 美術出版社 世界デザイン史 阿部公正
「細けぇことは良いんだよ!サラっと読める程度で良いんだよ!」

上にあげた本の通り、実用優位の所感にマッチするかどうかだけ評価してます。正直に言ってしまいますと「知識としてのデザイン史」は、文章より図説・写真・年表さえうまく構成されていれば、技術とブームの移ろいがよく頭に入ります。もちろんマニアな知識や”俺が考えるサイキョーのデザイン”論争は三者三様にあると思いますが、それはまたさておき、実際にデザインの歴史を、デザインを構成する時の判断基準として「使う」となれば、移ろいを把握しておく事が一番大きな部分だと思います(他に実用と言えば色の組み合わせテンプレ集とかですが、そこまでいくと辞書のようなものなので教科書の個性はあまり出ません)。

するとなんといってもコレ。

バウハウス 25周年

バウハウス 25周年


バウハウスというのは、産業革命後のデザイン研究学校でした。

古典芸術からの脱却を標榜して「形態は機能に従う」と断言しちゃうなど産業デザインの基礎を打ち出し、当時からするとかなりぶっ飛んだドラスティックな学校だったようです*1

この書籍が出るまでは、彼らの掲げたテーマがテーマなだけに、人間工学の基礎であるとか、もろもろの格言や理論といった座学がフィーチャーされやすかったようですが「デザインは機能!」と割り切っているだけに、バウハウスの製品や建築は(今でこそ)一見してコンセプトの分かりやすい製品が多いです。彼らを取り上げるなら図版、レイアウト、インフォメーションデザインこそパンチの効いてくる要素、と言わんばかりの書面構成がバッチリとキマっている良書だと思います。

*1:バウハウスというのは現代の産業デザイン界におけるビートルズのような連中でして、もし何かのメーカー業務などに携わっているなら是非代表作あたりを追ってみて下さい。もしそうでなくとも、”どっかで見たような製品デザイン”の生い立ちを根元の方まで追いかけるのは刺激になります。