ポータブルHDDを作る
データのアーカイブ用というか、システムバックアップなど、普段は引き出しに入れておくような用途でポータブルHDDが欲しくて作りました。今時安物ケースに付随のSATA-USB変換回路にそれほど性能差も無いとは思っていたんですが、意外なところで違いました。
■WesternDegital WD7500BPVT [750GB] 全体の完全フォーマット時間
メーカー | 品名 | 型番 | |
---|---|---|---|
タイムリー | USB SATA&IDE-USB2.0変換アダプタケーブル | UD-500SA | |
エアリア(AREA) | 2.5インチ外付けケース | SD-SC25U2 | |
センチュリー | シンプルBOX 2.5 SATA | CSS25U2 |
全フォーマット時間の比較です。さすが裸族のセンチュリー、なんと8倍速フォーマットです。ポータブルドライブで全フォーマットをする必要性は甚だ疑問ですが、もしかしたら独自チップなのかもしれません。
変換回路の速度差ですが、Crystalベンチを使ってケースごとにベンチしてみましたが、それほど違いはありません。タイムリーだけ5%程度遅かったのですが、これは以前から持っていたメンテ用グッズなので…エアリアとセンチュリーの比較は”断言出来ない誤差の範囲内でセンチュリーやや優位?”という感じです。実用レベルではどれも変わりません(*1)。
ただ、センチュリーのケースだけ二股ケーブルが付属しないので、接続するのにエアリアの二股ケーブルを使いまわしています。WD7500は我が家のマシンではUSB一本では駆動できません(毎回異なるエラーログを出してフォーマットに失敗する)。センチュリーケースはパッケージや取説に凝ってる感じがあるだけに、力の入れ具合も微妙にズレてて興味深い比較ができました。
それにしてもAREAのシャンパンゴールドってHDDケースにあるまじき猟奇的ラインナップは一体…(*2)。このクラスは探してみると差別化競争で意外と小ネタが充実しています。