チリペヂィア

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EaseUS Todo Backup Free で外部HDDにリストア用クローンイメージ保存

無料ツールMBRを含めてマルっとシステムドライブのクローンイメージを作ります。使用する自動バックアップツールコチラの"EaseUS Todo Backup Free"からダウンロード(EaseUS)。英語なので使い方がちょっとわかりにくいですが、それほど難しくはありません。

20150521注記 日本語サイトが展開中とお知らせいただき、このほどリンクを更新しておきました。なんだか4年の間にすごい感じになってるぞ。


 バックアップ対象であるSS1600からシステムHDDを抜きとり、USB変換ケーブルをさします(*1)。接続に成功したら、デフラグ不良セクタなどメンテナンス。

 EaseUSを起動、「Disk and partition backup」を選択します。

 とりあえずスケジュールを作ります。単発スケジュールですが丁寧にネーミング。これがフォルダ名およびバックアップファイル名になります。

 バックアップしたいHDDを選択します。この時、DiskNのところにチェックを入れて「Sector by sector backup」もチェックします。ニュアンス的には「パーティションだけでなくもっと原始的なMBRを含めた全セクタの生バイナリでイメージ化」という設定になります。

 丁寧にフォルダ分け。「Options」で今回役に立ちそうだったのは圧縮率くらい。

 スケジュールをNowに設定

 内容を確認しProceedで実行

 処理中。しばらくすると.PBDファイルが出来ます。

ここで問題発生。一回こっきりのNowを指定しても、HDDがバックアップタスクにターゲットとしてリストされていると、常駐ツールプロセスEuWatch.exeに見張られてタスクトレーからUSBの安全な取り外しが効きません。

 スケジュール削除を行うため「Backup Management」を選択。

 先ほどのタスクを右クリックして「Delete backup」を選択。

 「Delete plan/task」をチェックして「OK」。タスクと、バックアップ(.PBDデータ)を消すか別々に聞かれます。タスクだけ消して、PBDを残します。これでPBDデータはEaseUSの管理を離れるので、生のファイルとして好きなように移動できます。EaseUSを閉じればHDDも外す事が、出来ますん(*2)。

試しに復旧
ここで、バックアップイメージからシステムを復元できるかテストします。

 パーティションを削除。これでMBRが書き換わっているはずです。

 HDDをノートに戻してシステムが吹っ飛んだ事を無事に確認。

 システムを復元します。HDDを再びUSBにつないで「Disk and partition recovery」を選択。

 BrowseボタンからPBDデータを選択。

 PBDデータの中の、ドライブ全体をチェックします。

 コピー先ドライブを選び、「Sector by sector recover」をチェック。

 パーティションのリサイズも出来るようですが何もせずNext。

 内容を確認してProceed。

 クローニング処理中。

 再セットアップに成功。うぅーむ、これならFDDもいらない。ぐぅれいとぉ!

 処理時間については、IDE接続の40GBを丸ごとイメージング、リストアともにUSB2.0で片道40分程度。ちなみに何度か方法を変えてセットアップとイメージ化を繰り返してみたのですが、HDDの使用容量よりも、断片化やデータの配置に分散傾向が強かったりするとガクッと処理時間やデータ容量が伸びる印象があります(セットアップ状態は大差なくても、ドライバインストールやSP導入手順が荒れてた時だと最高圧縮モードでイメージングに2時間かかったことがありました)。イメージ作成前のデフラグとセクタ修復は原則として推奨といったところでしょうか。

あとはファイアウォール、ネット接続、WindowsUpdateとお決まりのプロセスを経て、SS1600の再インストールは完了です。

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*1:光学ドライブ外付けなど、たびたび出てくるタイムリーUD-500SA。欠点として2.5IDEの時だけ電源がバスパワー1本になります。この電力不足を補うため手持ちのグッズを繋ぎまくっています。エアリア付属の二股ケーブルに5V2A出力のUSBコンセントアダプタ。それにしても富士通HDD、USBポート二個でも足りないとは…調べてみたらグリーンハウスのGH-USHD-IDESAだと給電端子があるようで。今更買い換えるほどではないですが…

*2:出来ますん…ダメな時はダメなようです。USBが安全に取り外せないというのは微妙すぎます。今回はスケジュールされた自動バックアップが目的ではないので、私は大人しくEaseUsをアンインストールしました。使うときが来たら、EaseUsのインストールからはじめます。